マイマイカブリ標本 左)オス 右)メス
(画像:数森康二氏提供)
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上)マイマイカブリ
下)オオゴミムシ
左右の大アゴの長さに注目 |
マイマイもやられっぱなしではないようだ。柏崎在住の越佐昆虫同好会会員、数森康二氏が、飼育していたマイマイカブリの幼虫にカタツムリを与えたところ、粘液の泡に包まれて溺死したという。カタツムリの泡攻撃は、なかなか威力があるようだ。
マイマイカブリの大アゴは、先端がナイフのように尖って内側にカーブしている。大アゴは挟むためのものではない。左右の長さが違って食い違うようになっており、肉を食いちぎるのに適した形である。カタツムリにとって恐怖の大アゴだ。
数森氏に標本を確認していただいたところ、オサムシ類はすべて左側の大アゴの方が長いという。オサムシ科のオオゴミムシも、同じく左の大アゴが長かった。
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