Catch & Eat の勧め・・・駆除した動物の命も無駄にしないために  
 生物多様性保全ネットワーク新潟では、駆除したブラックバスやブルーギルは極力食用とするか、庭や畑の肥料にしている。処理場で焼却処分にしているケースもあるそうだが、エネルギーの無駄であるだけでなく、捕食された幾多の生命をも無駄にしてしまうことになり、「環境にやさしい」行為ではない。
 県内のある自治体が、私たちの駆除活動を収録した啓発ビデオを放送したところ、「残酷だ、生命尊重に反する」というクレームが寄せられたという。バスを食用にしてはならないとは、いったい誰が決めたのだろうか。マグロの解体ショーやアンコウの吊し切り、ニジマスやサケのつかみ取りの方がよほど残酷ではないだろうか。 
◆バス・ギルをおいしく食べるには・・・・・
 ブラックバスは原産地アメリカや中国などでは、立派な食材である。「まずい」、「食えない」という声は、バサーの意見か川魚に対する偏見、もしくは調理方法が適当でないからである。駆除したバス・ギルは、水質が悪い水域以外では、ありがたく頂いてみよう。
 まずは新鮮なうちに三枚に下ろし、皮をはいで切り身にしてから調理することである。様々な魚を味わってきた釣り人の会で出されたバスフライには、メンバー全員がその正体を分からなかったほどである。佐渡で作ったバスカツ丼は、ブリカツ丼より評判が良かった。駆除活動の現場では、唐揚げやフライにすることがすることが多いが、家庭ではバスローフや団子状のつみれがお勧めである。
 
福島潟の駆除活動ではムニエルも登場
       
 バスのフライ  バスのローフ ●レシピはこちら  バスの唐揚げ  バスの薫製