生物多様性シンポジウム2021 
   水系を通じた外来水生動物の分布拡大と防除対策
  期日:2021.12.19(日) 13:30~16:40
  会場:五泉市総合会館
  参加:65名 講師・主催者を含む
     シンポジウム案内
 ・主催:生物多様性ネットワーク新潟 ・五泉トゲソの会 ・東蒲自然同好会
 ・共催:日本自然環境専門学校 ・ねっとわーく福島潟
      阿賀川・川の達人の会
 ・助成: 公益財団法人 山口育英奨学会 
 当シンポジウムは、当初計画では2020年度内に開催予定でしたが、新型コロナ感染リスクを避けるために年度を越してようやく開催にこぎ着けることができました。あいにくの雪空で、遠路おいでになられた方々には大変なご苦労をおかけしました。
 雪道のために遅れが心配されましたが、申込みされていた皆さんに順調にお集まり頂き、ほぼ定刻に開会することができました。主催団体の五泉トゲソの会中村理事長の開会の挨拶の後、後援団体を代表して阿賀野川河川事務所渡辺調査課長より、ご挨拶を頂きました。    

開会式風景: 五泉トゲソの会中村理事長 
              阿賀野川河川事務所渡辺調査課長
左はパネリストの齋藤昌廣氏・佐久間昌孝氏
パネルディスカッションでは、阿賀川・川の達人の会の齋藤昌廣氏、日本自然環境専門学校の佐久間昌孝氏、生物多様性ネットワーク新潟事務局の井上が、・ウチダザリガニとフクドジョウを中心に「阿賀川水系の外来魚介類」というテーマで報告を行いました。
休憩を挟んで、元水産総合研究センター主幹研究員の片野修氏から、ブラウントラウトとコクチバスを中心に「千曲川・犀川の外来魚の現状と駆除活動」というテーマで講演をいただきました。
パネルディスカッションと講演の内容は、要録にまとめました。

講演会風景:片野さんの講演
パネルディスカッション要録  片野氏講演要録
           
付・信濃川水系のブラウントラウト確認記録
質疑応答のコーナーでは、次のような意見、質問がありました。  
駆除したウチダザリガニの調理法?
カワウによる放流アユなどの食害が強調されるが、コクチバスによる食害が軽視されているのでは
ブラウントラウトが降海能力があるとなると、海洋を通した分布拡大の危険があるのでは
TV報道の影響もあって、外来種=悪者というイメージが強調されているのでは 

諸橋代表の閉会の挨拶
その他の配付・参考資料
ウチダザリガニ手配書
フクドジョウ手配書
コクチバス手配書

ブラウントラウト手配書
  新聞報道 毎日新聞新潟版