活 動 報 告
2019.8.4 (日)
荒川川 夏休み親子魚探検隊
  ・主催:生物多様性保全ネットワーク新潟
  ・共催:ねっとわーく福島潟
  ・協力:新潟市水族館マリンピア日本海
 
 
 7月28日に予定していた親子魚探検隊は、台風6号接近のため延期し、8月4日に実施しました。
 マリンピア日本海のスタッフからも参加頂きましたが、、ファミリー参加、スタッフを合わせても18名というこじんまりしたイベントでした。強い日差しの中、カリオンパーク前の荒川川は水量が少ないものの、水は澄んでいて魚が泳ぐ姿も見えて楽しい採集会になりました。
 午後は、やや下流の本田小学校わきの大門大橋付近で採集を行いましたが、増水があったためか、例年に比べて採集物は少なめでした。
 2地点合わせて、魚類はスナヤツメやカジカなど10種、カエル3種、甲殻類4種のほか、水生昆虫などの小動物を十数種確認しました。うち、新潟県レッドリスト掲載種は5種、国外・国内外来種は5種です。
 昨年、大門大橋で採集されたコクチバスは確認できませんでしたが、荒川川に定着しているという情報があります。阿賀野川の用水を通じて流れ下ってきた可能性が高いと思われます。
 ヌマエビ科の小型淡水エビが2種採集されました。カリオンパーク前では外来種のカワリヌマエビ属30個体に対して在来種のヌカエビが10個体でしたが、大門大橋ではカワリヌマエビ属が100%を占めました。今後の動向が注目されます。
 カリオンパーク前で採集されたカワニナ類は、主に平野部に分布している殻の表面に深いしわがあるチリメンカワニナでした。
 
 
 


確認されたヌマエビ類2種
上)ヌカエビ
下)カワリヌマエビ属
チリメンカワニナ