外来蜘蛛型動物 Exotic Arachnida | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
クモ類を含むクモ綱(蜘蛛型動物)には、ほかにダニ類やカニムシ類、サソリ類、ザトウムシ類などが含まれる。いずれも4対の脚をもち、眼はすべて単眼で、触覚をもたないなどの特徴をもつ。 ダニ類は微少なものが多く、未知の種を含む膨大なグループである。落葉や土壌中、住居内や水中など様々な環境に生息しており、人間活動に伴って移動分散しているものと思われるが、実態はほとんど分かっていない。 クモ類ではオオヒメグモやイエユウレイグモなどの屋内性のクモ類は、荷物について移動している種類が多い。屋内性クモ類は、古代から現代まで日本に来た時代は異なるものの、多くが外来種とみられるという(新海,2017.日本のクモ類)。 近年確認されているクモ類で国内・国外外来種と思われているのはキシノウエトタテグモとセアカゴケグモである。2017年10月、柏崎市内の民家で全国初の記録となるヒヨケムシが確認された。種名も未確定で、侵入の経緯はまったく不明である。 |
2014年 新潟市中央区で確認されたキシノウエトタテグモ 触肢が歩脚と区別できず、10本脚に見える 撮影:新潟市 高橋泉氏 |
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2015年 新潟市江南区、柏崎市で 相次いで発見されたセアカゴケグモ |
2017年 柏崎市内の民家で採集されたヒヨケムシ (柏崎市立博物館で飼育中) |
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