◆原産地 北海道に分布し、サハリンにも同種が分布すると言われている。 |
◆形態と生態 渓流の礫底に住み、他のドジョウ類と比較すると腹部が平たく、水底で安定した形態である。成長が速く、生後3年ほどで全長15〜20cmに達する。成魚の形状は特徴的であるが、幼魚は一見シマドジョウに似ている。 早瀬の礫底で水生昆虫を捕食しており、生息空間や食物をめぐってシマドジョウやカジカ、アカザなどと競合関係にある。 |
◆生息状況 本州各地に意図的に移植されたり、サケ科魚類の移植などに随伴して分布を拡大している。ペットショップや通信販売などによって容易に入手されるため、野外に話されるケースが増えていると見られる。 福島県阿賀川(阿賀野川上流)には早い段階から定着していることが知られていたが、国土交通省の調査で、2011年に馬下橋下流で1個体捕獲されたのが県内初記録、2015年には早出川で3個体記録されている。 同年8月9日、早出川太川橋で開催された五泉トゲソの会主催「早出川清流スクール」で1個体が初確認された。その後、確認数は増加を続け、2020年8月に善願橋で開催した生物多様性ネットワーク主催の「親子魚探検隊」ではシマドジョウやカジカなどが激減する一方、本種は32個体も採集され、魚類相は急速に変貌していることが確認された。 |
◆備考 アジア大陸北部、シベリア地方に分布するNoemacheilus .barbatulus toni と同種とされていたが、形態や遺伝子の特徴から、北海道とサハリンに分布するのは別種であることが明らかになった。 ドジョウ類に興味のある方は、山と渓谷社「日本のドジョウ」(中島・内山,2017)参照。 |
フクドジョウ (コイ目 フクドジョウ科) | 【地方名・別名】 | 【 学名 】 Barbatula oreanus |
◆原産地 琵琶湖固有亜種。 |
◆形態と生態 全長10cm前後に成長する。 |
◆生息状況 信濃川中流〜下流、阿賀野川で確認されている。 |
◆備考 |
国内外来魚(2) | ||
スゴモロコ (コイ目 コイ科) | 【地方名・別名】 | 【 学名 】Squalidus chankaensis biwae |
◆原産地 北海道 |
◆形態と生態 |
◆生息状況 |
◆備考 |
ヒメマス (サケ目 サケ科) | 【降海型】 ベニザケ | 【 学名 】 Oncorhynchus nerka |
◆原産地 西南日本 |
◆形態と生態 |
◆生息状況 |
◆備考 |
ミナミメダカ (ダツ目 メダカ科) | 【地方名・別名】 | 【 学名 】 Oryzias latipes |
◆原産地 西南日本 |
◆形態と生態 |
◆生息状況 |
◆備考 |
ナマズ (ナマズ目 ナマズ科) | 【別名】マナマズ | 【 学名 】 Silurus asotus |
◆原産地 西南日本 |
◆形態と生態 |
◆生息状況 |
◆備考 |
太平洋系陸封イトヨ (トゲウオ目 トゲウオ科) | 【地方名・別名】 | 【 学名 】 Gasterosteus aculeatus subspp |
◆原産地 西南日本 |
◆形態と生態 |
◆生息状況 渋海川の下流部分で確認されており、信濃川本流から遡上してきたものと考えられる。 |
◆備考 |
コウライモロコ (コイ目 コイ科) | 【地方名・別名】 | 【 学名 】 Squalidus chankaensis tsuchige |
◆原産地 西南日本 |
◆形態と生態 |
◆生息状況 |
◆備考 |
ギギ (ナマズ目 ギギ科) | 【地方名・別名】 | 【 学名 】 Pseudobagrus nudiceps |
◆原産地 西南日本 |
◆形態と生態 |
◆生息状況 |
◆備考 |
アマゴ (サケ目 サケ科) | 【降海型】 サツキマス | 【 学名 】 Oncorhynchus masou macrostomus |
◆原産地 西南日本 |
◆形態と生態 |
◆生息状況 |
◆備考 |
カジカ小卵型 (スズキ目 カジカ科) | 【地方名・別名】 | 【 学名 】 Cottus reinii |
◆原産地 西南日本 |
◆形態と生態 |
◆生息状況 |
◆備考 |
オヤニラミ (スズキ目 ケツギョ科) | 【地方名・別名】 | 【 学名 】 Coreoperca kawamebari |
◆原産地 西南日本 |
◆形態と生態 |
◆生息状況 |
◆備考 |
ドンコ (スズキ目 ドンコ科) | 【地方名・別名】 | 【 学名 】 Odontobutis obscura obuscura |
◆原産地 琵琶湖 |
◆形態と生態 |
◆生息状況 |
◆備考 |
オオミヨシノボリ (スズキ目 ハゼ科) | 【地方名・別名】 | 【 学名 】 Rhinogobius sp.OM |